マーガリンはバターの代用品になる?調理法別に代用できるか徹底解説!
お菓子作りやパンを作ろうとしたけど「バターがない!」ってことありますよね?
そんな時に目に留まるのは「マーガリン」
でも、代用できないケースもあるのをご存じですか?
今回は調理法別にマーガリンがバターの代用品になるのかならないのか解説します!
- 固形のままでバターをマーガリンに代用できるか?
- 溶かしバターをマーガリンで代用できるか?
- 香り付きマーガリンで代用する時の落とし穴
- 焦がしバターをマーガリンで代用できる?
- 結論:焦がしバターは、マーガリンでは代用不可
- 結果!バターとマーガリンの違い
固形のままでバターをマーガリンに代用できるか?
お菓子作りではバターを固形のまま加えることがよくあります。
ここでは固形のまま使った時にマーガリンはバターの代用品になるのか見ていきましょう!
固形のバターとマーガリンの違いは柔らかさにアリ!
固形のバターとマーガリンの最大の違いは柔らかさにあります。
バターが柔らかくなら温度は13℃〜18℃で所謂常温でのみ柔らかくなります。
一方マーガリンは10℃ほどで柔らかくなるほか、元々とっても柔らかいのが特徴です。
マーガリンの柔らかさが与える仕上がりへの影響
前述したようにマーガリンは柔らかく、バターより扱い安いのが特徴ですが、お菓子作りでは仇になります。
お菓子作りにおいて生地の硬さは非常に大切です。
柔らかすぎると生地を整えている時や、生地を焼いたときに形が変わってしまいます。
特にクッキーやラングドシャなどは薄くなり、硬い仕上がりになりやすくなります。
またクロワッサンはバターをシートとして使いますが、マーガリンではシートの形を維持できず失敗しやすくなります。
結論:固形の場合はお菓子やパンの種類によっては代用できる
代用度:△
生地がもともと柔らかいタイプのお菓子は代用の難易度は高いです。
一方、硬めの生地を使うものは大きな影響はないでしょう!
要注意リスト
・クッキー
・ラングドシャ
・クロワッサン
溶かしバターをマーガリンで代用できるか?
お菓子に溶かしバターを入れたり、炒め物をする時はバターを溶かして使います。
この時はマーガリンで代用は出来るのでしょうか?
バターとマーガリンを溶かす場合は香りに注意
バターの最大の特徴といえば、あの食欲を掻き立てる芳醇な香りですよね!
溶かしバターを入れる場合の目的は香り付けと油として加えることで、焼き上がりのふわふわ感や、しっとりさを作っています
しかし、実はマーガリンにはあの香りはありません。
この違いが溶かしたマーガリンでの特徴の一つです。
香り付きマーガリンで代用する時の落とし穴
マーガリンにはもともとバターの芳醇な香りはありませんが、最近のマーガリンはバター風味がついています。
これによりバターと大差なく頂くことができます。
しかし、あくまでこれは後付けの香りです。
実は火を入れ続けるとどんどん香りがなくなり、ただの油の臭いがしてきます。
溶かしマーガリンの最大の弱点はこの火に弱いというところにあります。
結論:溶かしバターは、マーガリンで代用できる!
代用度:〇
溶かして高い場合の注意点は上記の通り熱を加えすぎないということです。
あまり過剰に熱を入れない限りは普通のバターに違い風味は再現できますので、熱にだけ注意すればバターをマーガリンに代用することは可能です!
要注意リスト
・バター炒め
・バター焼き
焦がしバターをマーガリンで代用できる?
フィナンシェや、サーモン、貝類などと相性の良い焦がしバター。
香ばしい香りが特徴ですが、この使い方では代用できるのでしょうか?
バターは焦げるがマーガリンは焦げない!
バターは火を入れていくことで、最初に水分が蒸発していき、その後に一気に香ばしく焦げていきます。
この焦げ始めたあたりで止めるのが焦がしバターなのですが、実はマーガリンは焦げません!
似ているのですがバターとマーガリンは別もの、火を入れていくと水分が無くなるまでは同じですが、その後は焦げずにただひたすらバターっぽい香りが飛んでいくだけです。
最終的にはサラダ油のようなものが残るだけです...
つまり、焦がしマーガリンは作ることができないのです。
結論:焦がしバターは、マーガリンでは代用不可
代用度:✖️
どうひっくり返っても焦がしマーガリンは作れませんので、焦がしバターの代用は不可です。
香ばしさはないですが、溶かしマーガリンで我慢しましょう。
または料理系なら溶かしマーガリン&焦がし醤油で香ばしさをプラスしてください!
要注意リスト
・フィナンシェ
・サーモンの焦がしバター焼き
・ホタテの焦がしバター焼き
結果!バターとマーガリンの違い
マーガリンで代用できるものは...
固形バター 代用度:△
溶かしバター 代用度:〇
焦がしバター 代用度:✖️
以上のような結果となりました。
これを知っとかないとせっかくの料理やお菓子が台無しになってしまうので、覚えておいてくださいね!